渋川広域森林組合

 
 群馬県のほぼ中央、関東平野の最北西部に位置する渋川市。西に榛名山、東に赤城山という山に囲まれた地域で、渋川広域森林組合は活動している。森林管理業務のほかに、森林経営に関する指導、森林経営の委託など、森林に関するサービス全般を行っている。

群馬県渋川市金井367
TEL: 0279-24-1495


所属   渋川広域森林組合
家族   独身(家族と同居)
趣味   サイクリング、ガンプラ製作
前職   自動車ディーラーの整備士

いつ班長になってもいいようにと、フォレストリーダー研修に参加。
 自動車メーカーのディーラーで整備士をしていたという大塚さんは渋川広域森林組合に入職して8年目。「体を使って生涯現役でいられる仕事に転職しようと思ったところ、残った選択肢が農業と林業でした。」と話す。自然の中での遊びが趣味だったこともあり、最終的に林業を選択。最初は「自分よりかなり高齢の先輩たちに、ついていけなかったんです。翌朝は起きるのもやっとの筋肉痛で悲鳴をあげたこともありました。」と振り返る。カラダができるまでには約1年かかったという。経験を積むにつれて、伐倒技術や機械の操作を着実にマスターし、今は中心メンバーとして活躍中だ。
 今年はフォレストリーダー研修を受講している。今は班長の下で一員として働いているが、いつかは自分が班長になる日もくる。その時困らないためにと受講を決意した。「どちらかというと口下手。黙々と作業するタイプの人間なので、コミュニケーションの取り方の研修は参考になりました。」と語る。研修に参加して、朝のミーティングで報告・連絡・相談することの大切さを再認識したという。現在、大塚さんは4人のチームで作業している。コミュニケーションを密にすることで作業の効率をアップさせていきたいと意気揚々だ。

今の林業は、飛躍的に機械化が進んでいる。
 毎朝5時に起きるという大塚さんは、7時に事務所に出勤する。7時30分現場に向かい作業開始。12時ランチライム休憩をはさんで17時まで作業をする。担当するのは主に伐倒作業。「かかり木にならないように、いつも十分に注意を払っています。狙ったところに倒せる技術を習得したいですね。」と話す。かかり木とは倒した木が別の木にかかってしまうこと。その処理は危険が伴う。かかり木にならないため、何度も倒す方向を確認して、退避場所も確保。安全確認は欠かさない。「慣れた頃が一番危険なんですよ。僕はいつも初心を忘れないようにしています。もっと正確に倒せる技術を磨いていきたい。」と語ってくれた。
 渋川広域森林組合では高性能林業機械の導入を進めている。元クルマの整備士というだけあって、大塚さんは機械の操作も得意。プロセッサやフォワーダなどの機械を自由に操縦する。プロセッサは、伐倒した木を枝払いしながら、あっという間に決められた寸法に玉切りをする。フォワーダは、玉切りされた丸太をグラップルで掴み上げて、きれいに荷積みして目的地へ林間を運搬する。
 「今の林業は昔のように、キツイだけの現場ではありません。飛躍的に機械化が進んでいます。やりたいなら、ぜひ、挑戦してみてください。」と林業を目指す方へのメッセージがあった。

ロードバイクにガンプラ制作、休日は趣味でリフレッシュ。
 前職の整備士時代は、終業時間に帰れることは稀。毎日のように残業で肉体的にもつらかったが、精神面でのストレスがつらかったという。お客さまからのクレームは理不尽でも反論できない。上司や同僚など、職場での人間関係にも苦労したという。「でも、今は違うんです。友だち感覚とは違う、いい山を育てる志を同じにする仲間意識というか・・・。とにかくみんなとうまくやれてます。」と話してくれた。
 林業に転職してからは、夏は趣味のロードバイクやマウンテンバイクで山の中を走り、冬はスノーボードに出かけるという。ゆくゆくは自転車のレースにも出てみたいと夢を語ってくれた。また、残業が無いので、終業後もたっぷりある時間を楽しんでいるという。最近はまっている趣味は、模型のガンプラ作り。月に1〜2体は仕上げている。「これも規則正しい生活が約束された林業の良さですね。」と笑顔で語ってくれた。

「ありがとう」。山主さんからの感謝の言葉が励みになる。
 「地面に腰を下ろし、チェーンソーの燃料を補給していて、ふと目をあげると、自然の美しさに気づくことがあるんですよ。」と話す大塚さん。初夏の青々しい緑、秋の華やかな紅葉、山の中で感じる自然の美しさは、外から眺めるのとは別物だという。作業している時は気づくこともないが、ふとした一瞬に自然の中にいることの幸せを感じることがあるという。
 林業のやりがいを質問してみると、「手入れをしていない山が、健全な山に甦った姿を見たときですかね。」と答えてくれた。太陽の光が入らなかった山が、間伐をすることによって見通しのいい、明るい山に変わっていくのだ。そんな変わった山の姿を見るだけでもやりがいになるというが、所有者の方から「やっていただいて良かった。」とお褒めの言葉をいただいたときは、一層励みになるという。「ありがとう!」の一言で少しくらいの大変さは吹っ飛ぶと、満面の笑みだ。



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